浜松基地 11月 7日 (広報館にて) 

 キングコングが登りこそしたものの、破壊することはかなわなかった某高層建築物が二機の航空機により消滅しました。そこから始まった一連の事件の影響で航空自衛隊の秋の航空祭シーズンも消滅してしまいました。
 当MADBASEから最も近い航空自衛隊の浜松基地。当然、平日は自衛隊機が飛んでおります。しかも、ここには広報館という(柵さえなければ)絶好の撮影スポットがあります。11月7日、たまの平日休みが好天に恵まれましたので、ここでカメラを構えてみました。結構、撮れるものです。
 浜松基地といえばT-4。練習機ですので、一日中、訓練のため、離発着を繰り返しています。
 写真左上は離陸寸前のT-4。これがなかなかうまく撮れなくて苦労しました。安全のため、広報館と基地の敷地は高い縦縞の柵でさえぎられています。普通に撮ると、この柵が写ってしまいます。背の高い脚立などを持ち込めば良いのですが、冒頭のような事情ですので、警備員に何かいわれそうです。そこで、この柵の隙間からレンズを突き出すという、端から見ると大笑いな姿で撮影するわけです。しかも、そんな不自然な撮影方法ですから、左右の降り角が限られてしまいます。離陸地点と着地地点をうまく読んで、柵の隙間を選ぶ妙なテクニックが必要となります。
 右上は着陸態勢から、滑走路上をそのままローパスしていくT-4。
 左は三機編隊からのコンバット・ローリング・ピッチ。実はこれが11月10日の伏線だったのかもしれません。
 左下は離陸滑走を始めるC-1輸送機。柵の位置を読み違えると、離陸の瞬間に間に合わなくて、右下のような写真しかとれません。
 外来機も結構多く、この日は陸上自衛隊のUH-1(左下)や、小牧基地の救難隊のものと思われるUH-60(右下)などの姿をみることができました。静浜基地のT-3や、小松基地のF-15が訪れることもあります。