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 航空自衛隊の機体を中心に展示してきた当MAD BASEのカウンターがついに10000を越えました。
 8月27日のことです。とうとう6桁です。
 それを記念し、MAD BASEのF-4EJに記念塗装を施し、祝賀飛行を行うこととなりました。
 
まいどのことながら、飛行とカウンタを合わせることはできませんので、飛行は9月10日に行いました。
 夏の航空祭シーズンと重なったため、カウンタが予想より早く進み、飛行が後追いになってしまいました。

 さて、今回のパイロットはファン・リー氏です。
 氏は地球防衛軍の機動要塞〈大空魔竜〉隊に所属し、ゼーラ星戦役にて、翼竜型機動兵器〈スカイラー〉のパイロットとして活躍し、多大な戦果をあげられました。
 そのゼーラ星軍との富士山麓決戦の後、大規模な異星人による侵攻はなく、現在、氏は後陣の指導にあたっておられるそうです。
 静岡県某所(御前崎近辺と推測されていますが)の大空魔竜隊基地より連絡ヘリで飛来してきたファン・リー氏。
 用意された機体を見て、
「火炎竜(サラマンダー)、いや、〈スカイラー〉と同じ翼竜(ワイバーン)だな。それで俺を・・・」
「はい。でも強いて言うなら、トウリュウでしょう」
「闘竜?」
「いえ、十竜。十万ダー・・・というとこで」
「・・・・・・・」

 座が白くなったところで、氏は機体に乗り込みます。
 スムーズに離陸し、360°ターン。
 続いて、対地攻撃機動。
 昨今の石油燃料高騰のため、残念ながらあまり飛行時間がとれません。
 さらに一航過し、着陸。

「いや〜、なかなか。〈スカイラー〉と違って、舵が重いね〜。こいつで暗黒怪獣に立ち向かった、防衛隊の面々には改めて感服するよ」
 〈大空魔竜〉のような超兵器も防衛軍は所持していますが、当然その数は知れており、在来型の兵器が主力です。
 ゼーラ星戦役当時、このF-4シリーズが防衛隊の空の主力でありました。残念ながら異星人の兵器には、全くと言っていいほど、無力でしたが・・・。
 つい最近、気になる事件があったので氏に聞いてみました。
「先ほどこの近辺で、異星人の侵略兵器と思われる巨大怪獣が上陸。〈大空魔竜〉が出撃し、これを撃破した事件がありました。当時、〈大空魔竜〉は月軌道哨戒に出ていたはず。〈大空魔竜〉の二番機がすでに実戦配備されているのでしょうか」
「アレは我々の〈大空魔竜〉じゃない。この事件については目下のところ調査中としかいえない。とにかく、もう一機、〈大空魔竜〉を建造し、維持できるだけのゾルマニウム鉱は発見されていないんだ。〈大空魔竜〉のボーグ・アイ・システムだって、南太平洋で発見された新鉱脈がなければ・・・
 そういえば、その時のアレ、まだ飛べるな・・・」
「その時のアレ、と言うと・・・」
「大空魔竜には○があるんだ!」
「○って、あの○ですか。飛べるんですか!?」
「もちろん。補強改造してあるが、ほぼオリジナルのままだ」
「じつは、次回、111111のゾロ目の祝賀飛行を計画しているんですが」
「俺も久しぶりに乗りたいし、なんとかしてみるよ」

 というわけで、ナント。次回、111111のゾロ目の祝賀飛行の機体も決定してしまいました。
 乞うご期待!
 てなわけで、10000アクセス突破、ありがとうございます。

 さてさて、作品解題というわけではないのですが、上の写真、ハセガワの1/72 F-4EJです。パイロットは例のごとく同社のパイロット/グランド・クルー・セットのパイロットを改造して使用しています。
 左の写真のように、かなり作り込んであるのですが、どうしても飛行時の写真ではよくわかりません。
 といって、見えないわけではないので、さほど手も抜けず、難しいところです。
 今回は上のコントにもあるように、ジュウマンダーということで、竜を模した塗装をしています。
 何で金色かというと、10万=100K。
 ここまで書いたらもうお解りでしょう。百とつく以上、この色に塗るしかありません。お約束ですから。

 「先ほどこの近辺で・・・」は、もちろん、新作「ガイキング」の冒頭です。
 アレはアレで面白いです。

 実は今回は2機登場させる予定でした。
 そのための「大空魔竜ガイキング」ネタでした。
 もう一つの機体が主役の予定でした。正直な話、この機体に搭載せなばならない「あるシステム」が準備できなくて、次回に回してしまいました。
 ここまでの話の流れで、次回の機体が解ってしまった人もいるかもしれませんが、そういう人はとりあえず黙っておいてください(笑)
 自分で自分の首をしめてますが、今後ともMAD BASEをよろしくお願いいたします。