10th Anniversary
 当サイトを本格的に運営を開始したのは、2000年6月5日。早いモノでもう10年経ってしまいました。
 石の上にもナントヤラ、Webの上にも10年です。
 そこで例のごとく、例のように祝賀飛行をたくらみました。10周年のので「10」のつく機体とも思いましたが、十ならぬ「X」の機体を富士山麓の某研究所より借りることができました。
 X-29の4番機です。X-29は試験用に2機作成されたのち、とある富豪のために3番機、4番機が作成されました。3番機は武装され、アスラン戦争で実戦に参加し、落着損失となったそうです。4番機はその予備機であったわけですが、どういうわけか、あの研究所のハンガーにありました。
 パイロットはちょうど帰国中の荒蒔鉄也氏にお願いしました。Team Firebirdのチーフ・パイロットであり、トニー比嘉氏につぐ、二人目の日本人リノ・エアレーサーであります。国産レストア機の研三改で20XX年の無制限クラスでで優勝をしたこともあります。
  しかし、梅雨なんですよ。この時節。雨の合間をみて、ようやく6/27に実施することができました。

「バーズ塗装のXナンバーか」
「まさか、ファイヤバードのパイロット氏を雷鳥に乗せるわけはないでしょう」
 と、例のごとく間の抜けた会話から始まり、機を一通り見た荒蒔氏
「なるほど、火の鳥だ。じゃ、行ってくるわ」

 最初のパスはウィングウォーク。雲も低く、視程とかがあまり良くないので、派手なことはできません。
 次のパスは4ポイント・ロール。
 最後はオーバーヘッド・アプローチでランディング。

 トラブルもなく、あっさりとしたフライトでありました。
 てなわけで、10年周年です。
 作品解題というわけではないですが、この機体について少々・・・

 Xナンバーの祝賀飛行というのは、早期に決まっていたのですが、塗装決めるのに難儀しました。
 STUDIO TEN氏に智慧を借りたりとか、なんかして・・・
 結局、世が世なら「この機体がバーズだったかも」とか思って、X-29のバーズ風塗装に決定。
 ベースはハセガワの1/72のキットです。
 パイロットは「バード」つながりで、「アンリミテッド・ウィングス」(松田未来氏・作)のキャラにしました。
 リノ・エアレースを舞台にしたコミックで、何度読んでも面白い傑作です。
 いつもなら一ヶ月は軽くかかる模型作りなのですが、今回はナント2日半で終了。やっぱり、パイロットの改造がないと作業が早いです。

 というところで、次は30万ヒットでしょうか。早ければ来年末くらいですね。
 そのときまで根性が続いているかどうか、わかりませんが、今後とも(あきれずに)MAD BASEをよろしくお願いいたします。