当MAD BASEのカウンターがついに200000を越えました。例のごとく、例のように祝賀飛行となるわけですが、今回は国立科学研究所、通称SCEBAIにお願いいたしました。
「SCEBAI所長、岸田だ! 何っ、祝賀飛行にARIELを出せ?
貴様! 地球防衛の要を何だと思っとる!
だめなら、別の機体でかまわん・・・
所員B! 水玉か、かっとびは出せんか・・・ 水玉の2番機行けるか。
よ〜し、わかった。ハリアーを出そう」
てなわけで、ド派手な塗装で有名なSCEBAI所属機の一機、「水玉ハリアー」がマーキングを追加して、飛来してくれることになりました。 |
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カウンターと飛行を合わせることは困難なので、飛行は12月20日に行いました。
「水玉ハリアー、所員B。予定どおり3回、ローパスします」
一回目は普通にローパス(左上)。といっても、モノがV/STOLですから、ヘリなみにゆっくりと航過して見せてくれます。
「2回目は、ちょっとナイフエッジ風に行きます」
さすが、自称「Daylight Stuff」見事なものです。 |
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さて、最後の航過は極低速でアプローチし(左)
「はい、ご挨拶!」
どこぞのヘリのごとく、機種下げしたのち(左下)、ハイアングルでRTB。
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てなわけで、200000アクセス突破、ありがとうございます。
作品解題というわけではないですが、この機体について少々・・・(といっても、今回はいろいろあったので長いです)
まず、今回は機体選定にエラく困りまして・・・。11月になっても、まだ決まっていない状況でした。
閃いたのは、「もてぎ」行きの途中でした。眠気覚まし用の歌曲の中に混じっていたOVA版「ARIEL」の主題歌(これがまたウルトラセブンの主題歌のパクリになっていて大笑いなのですが)を聞いたとき。
「よし、SCEBAIでいこう!」
「ARIEL」とは、笹本裕一氏作の巨大ロボットものの小説(全20巻)で、今は無きソノラマ文庫の代表作の一つといっても良いでしょう。都合4本のOVAも存在します。本編は現在、ソノラマノベルズとして合本刊行中でもありますので、入手は難しく無いと思います。
さて、SCABEIとは、作中で女性型巨大ロボット「ARIEL」を製造し、運用する国立科学研究所の通称で「Science Chemical Electronics
Biotechnology Aerospace Industry」の略となっており、実験用、観測用に新旧各国とりまぜた様々な機体に突拍子もない派手な塗装を施して運用しているという設定になっています。
その中でも登場頻度の高い「水玉ハリアー」を作ることにしました。(「おめでたナイトホーク」も捨てがたかったのですが、ヘリのロータを回せなかったので・・・)
ところが、本編のハリアーは複座型なのですが、キットを入手することができません。
そこで、もうお気づきの方もいると思いますが・・・・
ハセガワの1/72 AV-8B+ のコクピット回りを、同社の同スケールのT-4にすげ替えました。というわけで、複座型ハリアーのように見えますが、実は実在しない機種なのです。シート一個分機首が伸びたせいか、フォージャー(まさにフォージャー:偽物)に見えてしまうことも・・・
加えて、「水玉」の配置が難しく、デザイン担当の相方も相当苦労していましたが、「カ○ピス」を参考にすることで、無事クリア。上の写真を見ていると、何となく「あの味」を想起してきませんか。
しかも、このデザインがあがった直後に、相方の元に「カ○ピス」からメール(宣伝メールですけどね)が入るというオチまでついたりして・・・
オリジナルのマークはエーワンの転写シールを使用。これは発色もなかなか良く、曲面にもなじむので、とても便利です。
SCEBAI所属機は民間機扱いになりますので、JAコードがつくことになりますので、04SIというのをつけました(科学研究所:Science
Instituteなので)。存在しない登録番号のつもりですが、もし、実在していましたらごめんなさい。
というところで、次は222222記念になりますでしょうか。
今後とも、(あきれずに)MAD BASEをよろしくお願いいたします。 |