当サイトを本格的に運営を開始したのは、2000年6月5日。早いモノでもう25年経ってしまいました。1/4世紀です。石の上にもナントヤラ、Webの上にも4半世紀です。
 いわゆるSNSの類の繁栄におされ、個人管理のウェブサイトの類ははやらなくなり、アクセス数は激減しましたが、まぁ。ボチボチ続いております。

 さて、例のように祝賀飛行をたくらみましたが、やっぱり25周年ということで、「25」にちなんだ機体、となると、「MiG 25」しかないのですが、それこそ半世紀前の機体。稼働機があるか、どうか、いろいろと探してみました。
 探してみるもので、米国はゴッサム市に本拠があるウェイン財団が稼働機を所有していることがわかりました。
 しかも、機体が置いてあるベトナムから近々、ゴッサム市の航空博物館に日本経由でフェリーするとのこと。  あれこれ、交渉し記念塗装を施した機体でMAD BASE上空をフライバイしてくれることとなりました。あろうことか、パイロットは財団当主のブルース・ウェイン氏自らだそうです。
 実施は2025年の6月4日、早朝。幸いにして、おおむね快晴です。
 飛来を待っていると、ウェイン氏から諸事情で出発がおくれるとの連絡がありました。

 予定より2時間遅れて、遠くに小さく見慣れないシルエットの機体がみえてきました。
 予定では最初の航過はハイスピード・ローパスです。
 眼前を往年のレコード・ホルダーが高速で通過し・・・
 軽く、ど〜〜〜んと衝撃波。一時的に「超しちゃった」かもしれませんね。
 次はナイフエッジ。上面に「二十五」と漢数字で書いてもらったのが、よく見えます。「十」の時がキツネ尻尾のコウモリになっているのは、NATOコードからの洒落なのは察してください。
 さて、最後の航過はローアプローチからのハイレート・クライムです。
 MiG-25は東の空に去っていきました。
 このあと、三沢とアラスカを経由して、ゴッサムに向かうそうです。
 それはそれとして、カメラマンが騒いでいます。
「ウェイン氏の飛行服が・・・」
 どうやら、あの噂は本当だったみたいで・・・ ブルース・ウェイン氏は「着替える暇もないほど」多忙を極めているようです。「諸事情」を「片付ける」時の服装そのままで搭乗されたのでしょうか。噂どおりなら、その辺の飛行服より、遙かに「高性能で安全」な「服」ではあると思いますが... 近々、黒塗りの戦闘機が悪党どもを追いかけて、ゴッサムの空を舞うかもしれませんね。
 
 てなわけで、ウェブサイトを立ち上げてから25年が経ってしまいました。
 アクセスありがとうございます。

 さて、恒例の作品改題です。
 ベースはもちろんハセガワの1/72 MiG-25。函館の一件からさほど間をあけずに発売されたので、びっくりしたのを覚えています。
 しかし、逆を言うと、そのころのキットなので、成形型も結構傷んでいるみたいで、パーツの合いも悪く、形にするだけで一苦労。

 背中の「十」の字は当初のデザインでは普通に「十」だったのですが、岩国でF-35Bのデモを見てしまったので、コウモリに変更して、キツネの尻尾を追加しました。
 ロゴやラインのカラーが赤と緑なのは、電子工作をしたことがある方なら察していただけると思います。
 ここまで、こうもりにこだわったので、パイロットはDCコミックスのあのヒーローにするしかありません。服についてはコミック版も映画版も様々なので、コミックの「Year One」を参考にしました。

 というところで、次の記念塗装機登場はいつになるかわかりませんが、今後とも、(あきれずに)MAD BASEをよろしくお願いいたします。