富士総合火力演習  陸の巻
 8月28日、台風の日本接近が報じられ、天候が心配されるなか行われた「富士総合火力演習」本番ですが、F-4の航過飛行と空挺航過が中止となった以外は、曇天下ではありましたが、予定どおり実施されました。

 さすが、実弾。発射音ではなく発射圧を堪能してきました。

 99式155mm自走砲の射撃です。
 実弾射撃たるもの、曳航弾とマズル・フラッシュを撮らなくては! と意気込んだものの、写っているのは1枚だけでした。しかも、狙っていた車両のものではなかったりします。
 さらに、早朝の試射の時の写真だったりもします。
 89式装甲戦闘車の35mm機関砲の射撃です。
 近代戦の象徴ともいえるミサイル。
 左は軽装甲機動車から発射された、01式軽対戦車誘導弾。
 近代兵器で重装備した比較的少人数の敵と市街地などでの交戦する可能性を真剣に考慮しなければならない御時世を象徴しているような気もする一枚です。
 
 左下は96式多目的誘導弾の発射シーンです。
 下は90式戦車が走行しながら、4台同時に射撃した直後の写真です。もちろん、ウデが悪いのでマズル・フラッシュは写っておりません。
 さらにその下は、フィナーレの発煙弾斉射とヘリコプターの大編隊航過。
 演習終了後、参加した戦車がが横一列に整列(写真上)。壮観です。
 そして、帰っていく来賓の方々をお見送りしたあと、午後からの装備品展示のため、一台づつ去っていきます。
 手を振る観客に応えて、乗員の方々も手をふりかえしてくれます。

 いつものことながら、良い光景です。