前日の天気予報もなんのその。おおむね晴れ上がったなかで、守山駐屯地の基地開放が行われました。 例年、秋に行われ、他の航空イベットとかぶってしまうため、なかなか行けないのですが、今年はありがたいことにこの時期となりました。 上の写真は見せ場の一つ、観閲式です。このあと各部隊の車両が紅白の雛壇の前を行進していきます。 観閲式を締めるのは、明野基地のヘリ部隊です。左写真のAH-1Sが3機とUH-1Jが2機、フライバイしていきました。 |
|
ラッパドリルにつづいて、大序曲「1812」の演奏です。 某テレビ番組で紹介されて以来、すっかり有名になってしまった「大砲を楽器として使う」あの曲です。 毎度のことながら、曲にあわせて入場し、さらに射撃準備をする姿は見事です。 しかし、今回はなんと言っても近かった。空砲の風圧が来る距離でみていたので、これを作っている時点でもまだ耳鳴りが・・・ それを考えると、ビクともせずに演奏を続けてらっしゃる音楽隊の皆さんは立派です。 |
|
そして、いよいよ模擬戦です。 対空ミサイル、りゅう弾砲の展開に続き、オートバイ、そして、偵察警戒車(左)による敵地偵察が行われます。 |
|
敵が化学兵器を使用し、偵察隊員が犠牲になったとの想定のもと、救助隊の援護のため、展開してきた軽装甲車(左)。 この偵察隊員さんの「化学兵器にやられましたっぷり」が見事で、ウケてました。 |
|
毒をまくファントム兵士、ではなく、除染車を用いて化学兵器に対する中和剤を散布している化学科隊員。 今回の模擬戦は対テロリスト戦を想定して行われました。 大量殺戮兵器を持った小グループとの戦いを考慮しなければならない世の中なのです。 |
さて、人質をとってビルに立て籠もったテロリストに対し、レンジャー部隊が救出作戦を敢行します。 まずは屋上に密かに展開し、上からロープ降下。そして、中の様子をうかかがいます(左上)。この時、見ていた子供たちが「あ、スパイダーマンだっ」と嬉しそうに叫んでいました。やっている方が、かのアメコミ・ヒーローを意識していたかどうか、定かではありませんが、確かにアクションは似てました。ガス弾を投入と同時に、突入(右上)。 |
|
ビルから追い出されたテロリストは人質を連れたまま、逃走をはかります。銃火器を使用すると、人質も危ないので、格闘戦です。 なんか、ノリノリで戦ってますが・・・・(左、上) |
いよいよ、テロリストの本拠に突入です。(左) 74式戦車も援護砲撃してきます。(左下) それにしてもユーモラスなのは、小屋に偽装したトラックです。 この状態で走ってきたのですが、その姿は笑うしかないものでした。 |
|
74式戦車の砲撃。空砲なのですが、その衝撃で土埃が舞い上がり、大迫力です。 マズル・フラッシュも見えるのですが、さすがにタイミングが合わなくて。というか、見えてる時点で撮れてないんですよね。 |
|
午前の模擬戦を終え、装備品展示に備え待機する車両。 噂に聞く、軽装甲車(手前左)が格好良く、人気がありました。 さらに午後からは体験搭乗も行われて、こちらはどの車両も大人気で、順番待ちのなが〜い列が出来てました。 隣は化学防護車。お年寄りの面々がこれをみて、「自衛隊も変わったのう」てなことを言っているのを聞いてしまいました。 軍用車両ではありますが、中はミニ・ラボみたいなものらしいので。 |
|
体験搭乗といえば、戦車。 2台の74式がグラウンドで行っていました。 百メートルちょっとくらいを後退、前進で往復するだけなのですが、皆さん非常に満足そう。 他にも、軽装甲車、高機動車などの体験搭乗が行われ、いずれも大人気で、順番待ちの長い列ができていました。 |