エアフェスタ 浜松 2000
2000年10月28日 (CH-47 体験搭乗)

 インターネット上で、CH-47(写真左:入間基地所属)の体験搭乗の情報を得て、クジ運の強いスナメリに私の名前で応募をさせ(抽選で1000名だったのです)、見事、搭乗券を得ることができました。10月28日、9時30分の第一便です。
 あいにくの曇り空でしたが、軍用機による飛行を堪能することができました。 
 さすがに軍用機。エンジン音が直接響き、耳当てがないと死んでしまいます。離着陸はベルトを着用しますが、あがってしまえば、機内をうろつきまわり、写真撮影も自由です。
 体験搭乗は同時にYS-11も行われました。ご存じの国産第一号レシプロの旅客機です。これも入間基地の所属です。
 
 左上は浜名湖大橋あたりを空撮したもの。上は飛行中のコクピットを撮影したものです。天気がよければ、キャノピー越しに中田島あたりの海岸線が写っているはずでした。レンズ付きフィルムやコンパクトカメラでストロボをたいてコクピットを撮影していたすごい人もいました。しかし、納税者に寛容な自衛隊員は文句をいいません。(聞こえないけど)
 当然、搭乗は浜松基地にて、となるわけで、翌日の航空祭の準備中の基地を少々見学することができました。人が全く写っていない地上展示なんか、こういう時でもないと撮れません。左は翌日の地上展示の出番を待つ、RF-4E。名機ファントムの偵察機仕様です。下は準備のため、エプロンに整列している浜松基地のT-4と、美保基地のC-1。
 さて、この体験搭乗には後日談がありまして。
 このCH-47、翌日の航空祭では展示飛行の予定が入っておりました。ところが、エンジンを回し、飛行準備に入ったところで、一向に飛び立つ気配がありません。無線では当初、「ブレーキの故障の可能性がある」とか、言っていたのですが、やがて、それも問題なしとなりました。それでも、飛び立つ気配がありません。エンジンは動いているのですが、ローターは一向に回りません。
 そのうち、「エンジントラブルのため、展示飛行中止」の無線が入りました。
 前日、何回飛行したかわかりませんが、無理があったのでしょうか。
 それ以上に、「俺が乗ったからか?」 と不安にかられた人もいたと思います。
 私を含めて。
 写真はエンジンの不調に首をかしげる、担当整備員。