エアフェスタ 浜松 2000
2000年10月29日
F-15 編
今年の東海地区の航空祭は天候に恵まれませんでした。また、BIの展示飛行も事故のためしばらく中止ということで、今一つ盛り上がりに欠ける、と思われていたのです。しかし、ここ浜松基地では、時折、雨のぱらつくなか、ほぼ予定どおりの展示飛行が行われ、なおかつ、この天候ならではの貴重な光景をみることができ、意外な盛り上がりを見せたのでありました。(盛り上がっていたのは、私だけかも) | |
今年も小松基地より2機のF-15が展示飛行のため、飛来しました。しかも、上空に雲があるため、例年より若干低く飛んでいるように感じます。 左の写真の主翼前縁に注目してください。翼に雲がかかっているのが見えると思います。これは機動飛行により機体上面に急激な気圧の変化が発生し、空気中の水分が雲となって機体を覆っているのです。低温、高湿度の今回のような天候でないと見られない現象です。 この雲が旋回、急上昇の度に、「ぐわっ」と発生するのは、壮観でした。今回撮った写真の中には、機体が雲に埋もれてしまったようなものさえありました。 | |
タッチ・アンド・ゴー、離陸直後のF-15。 |
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翼端から雲を引くF-15。 この雲は通常の天候でもみることができますが、先に述べたような条件のため、非常にはっきりとみることができ、F-15の迫力を増していました。 |