静浜基地航空祭 

2000年5月28日

タキシングをするT-3

 とりあえず、朝から小雨だったのです。それでも、午後からの天候回復に期待して、来てみました。
 他基地からの飛行展示は中止、浜松基地からのブルーインパルスの飛行展示は、状況によって行うという、アナウンスがあったあと、雨がやんだ時を見計らって、静浜基地所属のT-3練習機が、タキシングをして見せてくれました。しかし、飛行機というのは、飛んでなんぼのもんですので、傘をさして、ひたすら天候の回復を祈っていた、朝でした。
Airock

 今回の航空祭のお目当ての一つでした。左は雨上がりをハンガーで待つ、ピッツ。
 それでも、11時すぎからは、快晴となり、ピッツの勇姿を見ることができました。
 プログラム上では一回の展示飛行の予定となっていましが、今回は2回もアクロを披露してくれました。
 
小雨の中 出番を待つT-3Jr

 静浜基地といえばT-3練習機ですが、ここのT-3Jrも忘れてはいけません。天候は無事回復し、今年も見事な演技を見せてくれました。
静岡県警のベル222

 静浜基地は県警のヘリポートの隣接しています。当然のことながら、県警も航空祭に参加します。桜の御紋と菊の御紋の協演というわけです。ヒョン、ヒョンと電子ホーンを鳴らして飛ぶ、この機体。見てのとおり、米国のTVドラマ、「エアウルフ」の主役機エアウルフのベースとなったものです。
ブルーインパルス

 朝までの悪天候にもかかわらず、ほぼフルコースの演技を見せてくれました。今年は、ダイヤモンド編隊中、二機が背面に移るダブル・ファーベルからさらに残りの二機が背面飛行にはいる下連続写真の新科目、さらに会場上空に差し渡し5キロにわたる巨大な数字「2000」を描きだす、ミレニアム・スペシャルなど、見所も十分でした。今年も見てのとおりのホワイト・スモークで、是非、カラー・スモークを復活していただきたいものです。
噂のミレニアム・スペシャル

 全景はとても一枚の写真に収まりません。残念ながら、「2」が雲にかかってしまい、今ひとつはっきりみえません。
 
チェンジ・オーバー・ターン

 縦一列編隊からデルタ隊形に組み変えるため、ブレイクしたところ。T-4のペンギンシルエットが映えます。
ローリング・コンバット・ピッチ

 着陸態勢に入るための機動飛行です。ただし、静浜基地では、浜松基地からのリモートなので、着陸には入らず、この後、ソロ2機によるコーク・スクリューののち、一機づつ会場をソロ演技をしつつローパスして帰ります。