静浜基地航空祭   ヘリコプター篇
 晴天のもとの戦闘機群の派手な機動飛行とAIRockのフォーメーション・アクロが印象的だった昨年。それに比べて、空は薄曇りで、風も強かったためおとなしめな感のある航空祭でした。とはいえ、もちろん見所はいろいろと・・・
  上は静岡県警のポリスコプター2機種です。左側は昨年、導入されたアグスタA109。本業の方で離陸するところです。右側はユーロコプターAS365Nドーファン2。どうも今年入れた機体のようです。引き込み脚が嬉しい機体で、始終出し入れしながら展示飛行をしてくれました。残念ながら、ポリスコプターならではの「サイレン鳴らし飛行」はありませんでした。

 左は恒例の救難隊による救難展示。例年は浜松のV-107が救難展示をしていたのですが、今年は小牧基地のUH-60Jにより実施されました。
 
 今回、珍しく入間基地のCH-47の飛行展示がありました。
 滑走路の脇からCH-47が離陸。下には何かぶら下げているのがわかります。その何かがバケツであることを認識したとき、私を含めた事情を知るものの間に動揺が走りました。
「こ、これは水をかぶってしまうかも・・・」
 CH-47は消火活動のデモをしようとしたのです。あの巨大なバケツの中に入っている大量の水を滑走路にまくのです。
 当日は風が強かったのです。帽子が飛ばされそうになるくらいに。そして、我々は風下にいたのですっ!!!
 我々の心配をよそに基地を一回りしたのち、ついに滑走路中央で「消火活動」を行いました。(左)
 しばらくのちに、風が水滴を運んできました。
 全然、たいしたことはなかったのですが。
 ですが、これほど緊張して観た飛行展示はこれまでなかったのも事実です。