アースがうんだ!?
金色の戦闘巨人
 科学特捜隊がウルトラマンの運用を開始する少し前、地球は「ゴア」となのる地球外知的生命体に宣戦布告された。ゴアは主として巨大生物兵器を用いて、比較的小規模な侵攻を行ったが、当時の地球にとっては十分すぎるほどの脅威であった。
 これに対したのは、「マグマ」と称する金色の巨人であった。
 マグマは「アース」と呼ばれる存在の指揮下にあり、アースの使者「マグマ大使」とも呼ばれる。
 科学特捜隊はゴアに対しては全く対応をしなかったが、対応しなかったのではなく、アースがゴアに専念したたため、その取りこぼしともいうべき、単発的な巨大生物災害や、地球外からの侵略行為に対処していたのではなかろうか。
 
 マグマであるが、ロケット様の飛行形態で巨大生物災害の侵攻現場に進出し、そこで人型に変形するとの証言が多数ある。飛行体から人型兵器を降下させたとも考えられるが、変形の目撃したものも少なくない。
 飛行体は主翼端に増槽とおぼしきものを装着した、無尾翼機とされている。
 
 人型形態では格闘戦を主とする戦闘を行うことはウルトラマンと共通しているが、頭部に光線兵器、胸部からミサイル(または、ロケット弾)を発射などと兵装にはメカニカルな印象がある。
 マグマと接触した日本のジャーナリストによると「アースが作ったロケット人間」とのことで、一種のサイボーグかもしれない。

 さて、アースであるが、マグマとの接触者からは「地球の意思の顕現」とかオカルティックな印象を受ける説明をされる。
 おそらく、それは偽装であり、後の地球防衛軍の前身ともいうべき、地球規模の防衛組織と考えるべきであろう。
 
 最終的にアースはゴアを放逐し、地球を防衛したとされる。
 
 後に米空軍がB-2シリーズという無尾翼爆撃機を開発した。この機体のシルエットをみて、ゴアの宇宙機を連想したものも少なくない。
 B-2は「ゴアとの戦闘において入手した技術を元にステルス性を有する、あのフォルムに設計された」との推測は邪推であろうか。

  軍事情報誌「角」  「黎明期の地球防衛軍」特集より
 マグマ大使です。見ての通り、HGのガンダムキュリオスを金色に塗って、頭をすげ替えただけです。
 例のごとく、「わかっていない軍事ジャーナリスト氏によるいいかげんな解説」をつけてありますが、実のところ「ロケット人間」って。
 ロケット形態に変形できる自立アンドロイド・・・・って、ところでしょうか。