試製震電さんのメールですが、単に指摘に終わっていませんので、ここで紹介させていただきます。

「ところで、「怪獣と戦った航空機たち」の写真10の解説にP-2Vとありましたが、写真はP-2Jですね。
 そして海上自衛隊で使用された航空機の呼称もP-2Vでは無くP2V-7が正しいです。
 バランを始めてみた時はバランにでは無く、出て来たP2V-7にとても興奮してしまいました。
 P2Vは見たことはありますが、整備経験は無いのですがあの独特のタクシー音。
 エンジン音とブレーキを踏んだ時のキーキーと言う音が今も思い出されます。
 やっぱりレシプロのエンジン音って力強くて好きです。
 P-2Jとの相違点はエンジンがレシプロからターボプロップに。プロペラが4翔から3翔に。
 そして同体が1.5メートル延長され垂直尾翼が増積され、主脚タイヤがシングルからダブルに(ブレーキもディスクブレーキに)改造した所が外見上の特徴です。
 尚、P2V-7は鹿児島県の鹿屋基地にある資料館に屋外展示されています」

 試製震電さんは航空機エンジンの整備をされているそうで、この実機を触ってきた人ならではの記述がなんとも嬉しい(うらやましい)かぎりです。
 鹿野の資料館は、私も一度は行かねば、と思っていますが、浜松からではなかなか。
 さて、このP-2Jですが、かがみはらの航空宇宙博物館に展示してある機体です。
 例のごとく、保存状況は「・・・・」で、せめて塗装くらいは何とかして欲しいものです。
 小学生のころ、P-2Vの1/200くらいのプラモを作りまして、これがなかなか気に入ってました。「バラン」を初めて見たのは、就職後だったのですが、そのときに「これはあの・・・」てな感じで、「ああいう機体はP-2V」と思いこんでしまったのです。
 パンフにも説明にもしっかり「P-2J」と書いてあったのに・・・
 左は、同じく各務原の機体の主翼。「ここに爆弾を積んで、バランに・・・」とか思いつつ撮りました。
 下は、90年ころのどこかの航空祭で撮った機体の発掘写真です。
 なんと、各務原の機体と連番です。