ブルーインパルスの展示飛行は、エプロンに予備機を含めた7機を整列させた地上展示から始まります。たまに、予備機だけの展示とか、99年の浜松のように全く展示されないこともあります。6機の離着陸の困難な小さな飛行場では、リモートといって近隣の基地から発進し、展示飛行を行います。
 そして、出番がくると担当整備士が整然と機体点検を始め、上の写真のようにパイロットが行進しつつ、機体に乗り込んでいきます。ウォークダウンといいます。朝早く行って、地上展示に目もくれず、展示中のブルーの機体の前に走っていかないと、なかなか撮影できません。それでも、マナーの悪いおっさんなんか、前に割り込んできますが。
4機の編隊離陸、続いて、ソロ二機の離陸。ソロの二機は、一機が通常の離陸、もう一機は着陸脚が地面を離れると同時に、急上昇をします。そして、様々な曲技がはじまります。
 
 3機から6機での編隊による演技。そして、ソロによる高機動飛行。
 T-2より数段上の軽快な機動性を活かして早いテンポで曲技がすすめられます。
 T-2のころは、編隊を組み直すための「待ち」時間が結構あったのですが、T-4からは、その時間がほとんどありません。