PROMINARで撮ってみた!
その6 北富士0622篇
 海、空、と撮ってきましたので、今度は陸です。
 陸自北富士駐屯地創立記念行事がありましたので、行ってまいりました。
 あいにくの雨天ですが、目当ての模擬戦はおおむね予定通り実施されました。
 広い駐屯地とはいえ、空港ほどではないですので、TX07をつけて350mmで撮影。
 また、防滴されているレンズとはいえ、雨には濡らしたくないので、カメラ用のレインコートでほぼ完全に防水。借り物ですしね。
 さて、結果といえば、「近すぎる」ということでした。
 写真は本編サイトで紹介したものと同じですが、ここでは撮影レポ的な解説をしてみます。

 左:偵察隊のオートバイジャンプ
   パターン測光 1/500 ISO-100
 
 比較的近距離でどんどん距離が変わっていくので、あらかじめピンを決めたところで撮らないと、フォーカスを合わせることができません。
 予想はしていましたが、かなり近すぎました。
 他にもたくさん撮ってはいるのですが、フォーカスあわせが追いついていません。 
 左:155mm榴弾砲FH-70の空砲射撃
   パターン測光 1/400 ISO-100

 2門のFH-70が数回にわたって空砲射撃を行いましたが、1門は近すぎてフレームからはみ出すので、遠い砲を狙ってみました。
 設置された砲は動きませんので、発射の瞬間を狙います。   タイミングは「大きな音がします。ご注意ください」のアナウンスと砲の後ろに立っている隊員さん。
 アナウンスが入ったら、後ろの隊員さんが手を上げるのを待ちます。手が上がったら、少し待ってから連写開始。
 あまり早くから連写すると、すぐにバッファがいっぱいになり、肝心なときには撮れなくなってしまいます。
 フォーカス合わせの余裕は十分でしたが、砲炎が写っていたのは1枚だけ。
 もうちょっと前をあけて構図を決めるべきでした。
 炎がフレームから切れていますが、色が出ているところがなかなか。被写体がくらいので砲に露出を合わせると、よく白トビしてしまうのですが、今回はきれいに見えています。これはたぶんレンズの力ですね。

 実は今回、驚愕したことがありました。
 雨天で撮影していると、レンズを保持する手の体温でレンズ内の空気が暖まり、外との気温差で対物レンズの裏側が曇り、霧がかかった写真ばかり撮れてしますことが多々あります。
 対策として、夏場でも貼り付け式のカイロを持ち歩き、レンズカバーとレインコートの間に貼り、対物レンズの温度をあげて,曇りを防止するということもします。
 でも、今回、カイロを忘れてしまったのです。
 ところが、ほぼ確実に曇るだろうという状況にもかかわらず、全く曇りが発生しませんでした。
 気象条件がたまたま良かったとも考えられますが、レンズ自体の密封性が高いため外の湿気があまり入ってこなかったとも考えられます。
 こういった悪条件でも実施されることの多い陸自イベントにも向いているレンズという気もしますが、比較的小さな駐屯地だと会場の方が役不足かも。

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