またもや、陸です。今度は陸上自衛隊富士学校・富士駐屯地の記念行事です。
ここは先の北富士よりも、ずっと広いですが、空港ほどではないので、やはりTX07をつけて350mmで撮りました。
写真はまたもや本編サイトと同じですが、撮影レポ的に紹介していきます。
撮る場所が決まると、撮れる写真も決まってくるわけで・・・
今回は、訓練展示の模擬戦で活躍する自軍側の撮影をメインとし、レンズの焦点距離を考え、可能な限り敵陣側に行って撮影しました。
富士学校の場合、この位置ですと、観閲行進の車両を前から撮ることができませんし、車両を良い感じで撮れるチャンスも少ないですが、逆に観閲行進がうまく撮れる位置では訓練展示が・・・ と、なってしまうので、ここらあたりの決断が難しいところです。 |
|
カメラの設定は今までの撮影結果から絞り値をf4で入力。
左:観閲行進のため発車した直後の89式戦闘装甲車
パターン測光 1/320 ISO-200
もう少しシャッタースピードを落としたかったのですが、これ以上、落とすと私の技量では手ぶれが入ってしまいます。
本来なら三脚の使用を考えるべきなのでしょうが、あまり良い三脚を持っていなので、シャッタースピードで逃げました。
|
|
さて、本題の訓練展示です。展開の様子は本編サイトを見てください。
左:7.62mm機関銃の空砲射撃を行う87式偵察警戒車
パターン測光 1/320 ISO-200
さて、こういった写真を撮るためには、ある程度、タイミングを合わせて連写しなければ撮れません。
銀塩カメラにフィルムの長さという制限があったように、デジカメにもバッファという連写枚数の制限があります。
RAWで撮影すると、15枚くらいでいっぱいになり、使用しているメディアの性能にもよりますが、最大数秒程度、撮影ができなくなります。
JPEGだけで撮影すると、その倍は撮れますので、普段はRAWで撮影していますが、こういった時はJPEGだけで撮っています。 |
|
左:155mm榴弾砲FH-70の空砲射撃
パターン測光 1/250 ISO-125
タイミングあわせが難しいのですが、発砲することはわかっているので、じっくりピントを合わせ、構えていることができます。
ただ、この1枚。
この直前に前進する戦車のスピード感を出そうとして、シャッター速度を落としたまま撮ってしまたので、よく見るとブレてしまいます。
|
|
左:OH-1 偵察ヘリコプター
パターン測光 1/400 ISO 50相当
予想はしていたのですが、PROMINARで訓練展示のヘリを撮るのは、かなり難しいです。
インジケータのマークを頼りに(D800の場合、表示される三角マークと反対方向に回すと、フォーカスが合う方向になります)、フォーカスを合わせ続け、撮りたいアングルになった時にシャッターを切っています。
これが、なかなかに辛くて、露出まで気が回らないというのが本音。ヘリの機動は案外速いのです。
|
|
左:AH-1S 対戦車ヘリコプター
パターン測光 1/400 ISO 50相当
これもOH-1と同様の撮り方。
地上と空中ではずいぶん光線の加減が違うので、ちょっと露出をあげています。
パターンではなく、スポットか、中心部重点測光で合わせれば良かったのかもしれませんが、何しろ、立体模擬戦です。
地上に上空に連続的に展開される展示を追いながら、というのは、なかなかにハードでした。
また、あいにくの曇り空で、背景が明るくなってしまったのも、合わせにくかった要因ではあるのですが、こういった局面では、マニュアル・レンズは厳しいです。 |